残業代の話~どんな場合に発生するの?

February 03, 2016

残業代」とは、法律上は『割増賃金』といいます。
そして、どのような場合に割増賃金が発生するかについては労働基準法37条に記載があります。とても長い条文なので見るだけで嫌になると思いますが、要約しますと、

 

「使用者(会社)は、労働者(従業員)に法定時間外労働、法定休日労働、深夜労働をさせた場合は、残業代を支払わなければならない。」

 

ということです。
つまり、残業代が発生するのは「『法定時間外労働』『法定休日労働』『深夜労働』をさせた場合」ですから、残業代が発生するかどうかはまず、「法定時間外労働」「法定休日労働」「深夜労働」が何かを理解しておく必要があります。
そこで、今回は、「法定時間外労働」「法定休日労働」「深夜労働」についてお話したいと思います。

 

●「法定時間外労働」

 

法定時間外労働とは、「法律で定められた労働時間を超える労働」のことです。
労働基準法という法律では労働時間は、「1日8時間または1週40時間」と定められています(32条)。つまり、これを超える労働は「法定時間外労働」にあたる、ということになります。
契約書で定められた労働時間ではありませんので注意して下さい。

 

●「法定休日労働」

 

法定休日労働とは、「法律で定められた休日の労働」のことです。
労働基準法という法律では休日は、「1週1日または4週4日」と定められています(35条)。つまり、1週間毎日働いた場合、そのうち一日は法定休日労働になりますから、割増賃金が支払われることになります。
こちらも、契約書で定められた休日とは異なりますので注意して下さい。

 

●「深夜労働」

 

深夜労働とは、「午後10時から午前5時の間の労働」のことです。
午後10時が深夜というのは一般的な感覚とは異なるかもしれませんが、こちらも労働基準法で定められています(37条4項)。

 

労働時間という言葉が出てきましたが、では労働時間とはどのように計算するのでしょうか。次回はこの点についてお話したいと思います。

 

以上は一般的なお話になります。法律には例外が多くありますので、詳しくは弁護士にご相談下さい。

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